こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『彼女と野獣』4話のネタバレ感想を紹介していきます。
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3話のネタバレは以下をどうぞ!
彼女と野獣【4話】ネタバレ
秀才アスティナ
「アスティナさんにとって歴史学は簡単な内容だったようですね?」
先生は、授業中にも関わらずよそ見をしていたアスティナに嫌味を言う。
しかし、先生が彼女に対して怒りを募らせるのも無理もない話…
アスティナが通う私立ベラチェアカデミーは、カラベラ帝国の中で優秀な学生が集まる、最も博識高い学校である。
年末には進級試験が実施され、合格点に満たなかった者は留年になるだけでなく、二回留年すると即時退学にるくらい、厳しい校風なのだ。
にも関わらず、アスティナは授業を真面目に受けていなくても平均点を軽く越え、進級試験に合格。
(何か小細工でもあるんでしょうけど、今日こそはガツンと言わなくては!)
先生は気合を入れる。
「女帝マティーナがテオドール王に仕え、政敵を粛清した際に滅びた一門の数を答えなさい」
先生は嫌がらせなのか、教科書には載っていない問題をアスティナに出題する。
しかし、アスティナは平然と答えてみせる。
「12です」
正解だったのか、先生は本を慌てたようにめくりだす。
「では、テオドール王の叔母であるセリンヌ王女はアタレンタ公爵と結婚し夫人になった際、正室の子である第一王子ではなく、テオドール王を支持した理由は何です?」
先生は引き続き難しい問題を出し、困らせようとするが…
アスティナは顔色一つ変えず流暢に答え始める。
「テオドール王の母親である側室エンセルはシャロッテ伯爵家の長女です。セリンヌ王女が王宮で過ごしてた頃、当時の伯爵夫人は仕えていたので、利害関係にあったんです」
先生は悔しさから手が震えだし、クラスメイトもざわざわと騒ぎ出す。
「マティーナとテオドール王が最後に話し合ったことについて、解釈をする学者がたくさんいます」
マティーナにとってテオドール王の裏切りは、ブランチェの血筋そのもの。
彼女は当初から王位を奪取する目的があり、意図的に王を騙しこんだという説があった。
先生はその説について、マティーナがどう考えているのか答えるよう促す。
「マティーナはテオドール王に裏切られ、非常に残酷に感じたでしょう」
マティーナの発言に対して先生は理由を尋ねる。
すると、マティーナは頬を赤らめ、照れた様子で答える。
「それは…マティーナはテオドール王を慕っていたからです…」
予想外の発言に先生は首を傾げ、クラスメイトは笑い出す。
キーンコーン
先生がアスティナを咎めようと口を開く瞬間、チャイムが鳴る。
アスティナを含め、生徒たちは一目散に教室から去ったのであった。
変わった子
「アスティナ、先生にケンカ売ったんですって?」
授業が終わると、アスティナは姉であるカンナに話しかけられる。
「違うわよ。レディらしく詩想にふけっていたの」
アスティナが言い訳をする姿を見てカンナはクスッと笑う。
(まったく、変わった子なんだから。天才は変わり者だというけど本当みたいね)
カンナは小さい頃を思い出した。
幼いころから規格外
アスティナは他の誰よりも早く話し始め、物心がつた頃には難しい歴史書をたくさん読んでいた。
また、両親はアスティナに2歳年上のカンナと同じペースで礼儀作法を教え、
アスティナは3日で完璧に習得。
当時のカンナは年下の妹に負けた悔しさから、部屋に閉じこもることだってあった。
バタン
「アスティナは全部完璧にこなすのに…! 私は頭が悪いのよ!」
カンナが閉じこもってから数時間たち、母親が慰めに来た。
「アスティナがちょっと特別なだけで、カンナが頭悪いだなんてあり得ません」
母親の優しい言葉に心を開いたカンナは目に涙を浮かばせ、母親を見つめる。
「あなたはしっかり成長しているし、私もお父さんもカンナを愛してる。だから、気を落とさないで」
大人びたアスティナ
すっかり外は暗くなり、だいぶ気分が晴れたカンナは部屋から出ると、廊下にはアスティナがいた。
「カンナ、その歳で己に悲観していると、永遠と苦しめられることになるぞ」
カンナは今でもその時のアスティナの顔を覚えている。
10歳とは思えないほど、堂々としていて大人びていた。
彼女と野獣【4話】感想・考察
先生の気持ちはよ~く分かります!
私の同級生の中にも授業中寝ているのに点だけはとても高い子がいました。
先生にとってアスティナはとてもやりづらい生徒だったんでしょうね…
やはり、どうしても姉妹というのは比べられてしまいます…
しかも年下が自分よりも優秀だったら余計イヤです!
そんな小さい頃から自分を否定しているようでは、将来カンナはどうなってしまうんだろう…と心配していたら、
まさかの10歳のアスティナがそれを指摘…!!
ただ者ではありませんね!
5話のネタバレは以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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