こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の作品、『子供ができました』66話のネタバレ感想を紹介していきます。
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65話のネタバレは以下をどうぞ!
子供ができました【66話】ネタバレ
母親に失望しているのに…
式場のトイレで、ふたり組の女性が母親と城川教授の陰口を叩いているのを耳にする姫奈。
自分にとって母親は他人同然の人だからと思いながら、その場を立ち去ろうとする。
しかし、我慢できずにふたりの悪口に割って入る。
「結婚式に来たんだから、お祝いだけ黙ってしてればいいんじゃないですか?」
「…いきなり何なんですか?」
いきなり見知らぬ姫奈に注意された女性ふたりは、姫奈と口論になる。
しかし、最後は姫奈に押し負けてしまい、立ち去っていった。
母親をかばった姫奈は、自分の行動を自嘲する。
(いつもお母さんに失望させられてばかりいるのに、どうしてこんなにムキになってしまうんだろう…)
自分でもよく分からず、余計に憂鬱な気分になってしまった。
記憶に残る母親の笑顔
トイレからロビーに向かうと、母親の姿が遠目に見えた。
(そういえば…。お母さんの笑顔、前に一度だけ見たことあったな)
それは、姫奈が中学生の時の出来事。
当時、姫奈の母親は地方の大学で非常勤の講師をしていた。
苦労してようやく手に入れた仕事だったため、毎日車に乗って遠くまで通勤していた。
ある日、姫奈の母親は初講義の仕事を終えて、夜遅くに帰ってきた。
姫奈がおかえりと声をかけると、母親は明るい笑顔で姫奈に話しかけてきた。
いつもひとりで晩ご飯を食べている姫奈に、母親はもうご飯を食べたのかと尋ねる。
見たこともないような明るい笑顔で接してくれる母親の姿を見た姫奈は、母の笑顔を曇らせたくなくて、まだ食べていないと答えた。
二度食事を取ることになってしまった姫奈は、その後お腹を壊してしまった。
その出来事は、姫奈にとって母親とのいい思い出として今も記憶に残っている。
姫奈が教師を目指したきっかけ
あの当時、姫奈に向かって学校の講義の話をしている時の母親の瞳は、全ての恨みを忘れたようにいつも輝いていた。
(思えば私が教師になったのも、あれがきっかけだったんだ…)
そんな昔話を思い出していると、出張先から結婚式にやって来た陽平が姫奈に声をかけた。
具合が悪そうな姫奈を陽平は心配するが、姫奈は大丈夫だと言って披露宴に参加する。
母親の披露宴が始まって
披露宴の席で、母親達がやって来たら挨拶を交わして、静かに帰ろうと考える姫奈。
(具合がどんどん悪くなっていく…)
お腹の痛みが増していき、我慢できなくなっていく。
(ヨウセイが出てこようとしているのかも…)
せめて母親にお祝いを言うまでは耐えようとするが、姫奈の様子は目に見えておかしくなる。
「姫奈、大丈夫か?」
姫奈の異変に気づいた陽平が心配そうに声をかける。
大丈夫だと返事しようとした時、姫奈のお腹にズキンと大きな痛みが走った。
「陽平さん…。陣痛が始まったみたい…」
大事な席で突然に始まった陣痛に動揺する姫奈。
その時、姫奈の席にやって来た母親が心配そうな表情で姫奈の手を握った―。
子供ができました【66話】感想・考察
母親の結婚式で陣痛に襲われる姫奈。
最後、お腹の痛みに動揺している姫奈の手を握る母親の姿に、子を想う母の愛を感じました。
姫奈の中学時代のエピソードとか見ていると、やっぱり姫奈の母親は、自分の愛情を子供に表現するのが苦手な人なのかなと思いました。
それでも、ふとした瞬間に母の愛情が姫奈に伝わることがあったんですね。
母親に失望している姫奈が、生き生きと仕事をしている母親の姿を見て、教師を目指したのも親子の絆を感じます。
いろいろとすれ違いが多い親子ですが、これを機に和解ができればいいなと思いました。
67話のネタバレは以下をどうぞ!
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
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