こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『マンガMee』で配信中の作品、『モラルハザード』5話『高畠杏子②』のネタバレ感想を紹介していきます。
マンガMeeのアプリをダウンロードするだけで、今すぐ無料で読めますよ〜!
※4話以降は23時間ごとに
1話ずつ読めます。
4話ネタバレは以下をどうぞ!
![](https://geomanga.jp/wp-content/uploads/2021/10/moral-catch0114-320x180.webp)
モラルハザード【5話】『高畠杏子②』のネタバレ
待望の子供が誕生!
杏子と亮太が結婚して5年。
不妊治療を始めて3年目の春に、待望の妊娠を果たした杏子。
その時、杏子はようやく女の幸せを全て手に入れたと思った。
それから、無事に女の子が生まれて、杏子は幸せの絶頂の中にいた。
生まれてきた子供の名前は「莉伊佐(りいさ)」と名付けた。
(莉伊佐…。私の大切な娘…)
杏子が莉伊佐を抱き締めながら幸せに浸っていると、舌打ちが聞こえてきた。
「女の子とは、とんだ無駄足だな」
杏子の子供に会いに来た義父母が不満そうな顔で杏子に言う。
「杏子さん、二人目は男の子を頼むよ。高畠家の嫁は、高畠医院の跡継ぎを産むことが仕事なんだから」
そう言い捨てて、義父母は病室を出て行った。
高畠家の嫁の役目
出産してから杏子は気づいた。
夫の家で求められているのは、立派な経歴ではなく、男の子を産める嫁かどうかだった。
娘の莉伊佐を出産してからも、夫の実家に行く度に男の子を産むことを期待される杏子。
「杏子さん、そろそろ次の子を頼みますよ」
「次こそは、間違えずに男の子を頼むよ」
「杏子さんもバカじゃないから、自分の役目くらい分かっておるだろう」
杏子がどれだけ妊娠するまでに苦労したのか知らない義父母や親戚達が、杏子の顔を見ると好き勝手なことを言って男の子を望む。
(私は子供を産む道具じゃないわ。…こいつら、全員死ねばいいのに)
表面上はにこやかに対応しながら、腹の底では殺意が湧いていた。
大切な娘のためなら
自宅へ戻る車の中で、自分の苦労を思い出しながら、ひとりで笑い出す杏子。
助手席から背後を振り向き、チャイルドシートで眠っている娘の姿を見つめる。
(莉伊佐…。誰がなんと言おうと、あなたは私の大切な宝物。莉伊佐のためなら、何でもするわ…)
そんなことを思いながら、杏子はふと自分の手を見つめる。
法事に出席するために、お気に入りのネイルを落としている自分の爪を眺める。
何だか一日の疲れが一気に出てきて、苦痛に耐えた1日がようやく終わったと実感した。
(明日はうちの母に莉伊佐を預けて、ショッピングでも楽しもうかしら)
明日のスケジュールをいろいろ思い浮かべて、楽しい気分になる。
(それくらいは楽しんでもいいわよね…)
先ほどまでの憂鬱なテンションから気分転換ができて、気持ちが晴れてきた。
心の底で抱く憎しみ
(そうだ。SNSに上げる写真を撮影しよう)
いつも憂鬱な気分になる夫の実家からの帰り道。
夕焼けが沈む山間の景色を見て、こんな山でも綺麗に見える瞬間があるのかと思った。
やがて、景色は馴染みのある都会のビルが見えてきた。
我が家に近づいてきて、杏子の気持ちも肩の荷が下りたように少し軽くなる。
(でも、まだ満足はできないわ。だって、二人目の跡取りって何よ?)
娘の莉伊佐が婿を取ればいいだけの話しなのに、どいつもこいつも頭が悪いんじゃないかと思う。
(あんな血統は、根こそぎ絶えればいいのに…)
杏子は心の中で、夫の実家を根絶やしにしたいほどの憎しみを抱いていた―。
モラルハザード【5話】『高畠杏子②』の感想
ようやく子供が生まれたのに、跡取りにできない女の子だからと義父母に邪険にされてしまう杏子。
これは、女の立場からすれば、本気ではらわたが煮えくりかえりますね。
だいたい、自分が望む通りに子供ができて、男女好きな方を産み分けできれば誰も苦労なんてしませんよ。
人の苦労を知らない人間が当然のように古臭い価値観を押しつけてきて、すごく腹が立つし、杏子に同情します。
しかし、本気で娘のためを思うなら、犯罪に走るよりも離婚する方がいいと思うのですが、杏子は犯罪者になってしまうのでしょうか?
6話ネタバレは以下をどうぞ!
![](https://geomanga.jp/wp-content/uploads/2021/10/moral-catch0114-320x180.webp)
漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
マンガMeeのアプリをダウンロードするだけで、今すぐ無料で読めますよ〜!