今回は、七ツ河ほづみ先生の人気作品『恩を仇で返された令嬢の家族が黙っている訳がない』の3話について、ネタバレ感想をシェアしていきます。
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恩を仇で返された令嬢の家族が黙っている訳がない【3話】ネタバレ
予想外の出来事
メアリーは、カレンが花道を歩いている姿を見て、信じられないと感じた。
メアリーはもともと、今日はクリスと自分の婚約披露宴が開かれると聞いていたからである。
自分たちが主役のはずなのに、どうしてカレンがまるで主役のように着飾って花道を歩いているのだろう？
「これはどういうことなの！？」
少し取り乱しながら、メアリーはクリスに問いかけた。
クリスもこの状況を良く理解できていなかった。
「カレン、これは一体…」
花道を歩いてきたカレンに、不安そうに問いかけるクリス。
そんなタイミングで、花道に続く扉がまた開くのだった。
パーティの主役の登場
「ベルリア王国の第3王子、ステファン・マンダール殿下の入場です」
そこにやってきたのは、隣国の大国の王子であるステファンだった。
周囲の注目を一気に集めるステファン。
花道を堂々と歩いてきたステファンは、カレンの前に跪くと「貴方への愛と忠誠をここに誓います」と、会場の中心でプロポーズをしたのだった。
騒がしくなる会場では、カレンの父が周囲に向けて声を上げた。
今日の宴では、カレンの婚約披露宴とクリスたちの婚約披露宴を同時に開催することにした、と。
そんな説明に、メアリーやクリスは納得がいかなかった。
自分たちが主役だと思っていたメアリーと、カレンに他の男が居たと知ってショックを受けるクリスは、その場で不満をぶちまける。
そんなこんなで、会場は一時騒然とするのだった。
ステファンの思い
「君たちは勘違いしているようだね」
カレンは酷い女だと騒ぎ出すクリスとメアリーに、ステファンはそう声を掛けた。
「私は今まで素性を隠して学園に通っていた。そうして、学園で出会った謙虚で奥ゆかしいカレンに惹かれたものの、君が婚約者だと知ってずっとその思いを明かせずにいたんだ。なにより私はアランの友人だから、そんなアランの妹と浮気なんて出来ないだろう？」
ステファンの言葉に何も言えなくなるクリスたち。
「だが、彼女への片思いを我慢しなくて良くなったのはクリス、君が婚約破棄をしたからだ。ありがとう、そのおかげで私は彼女に求婚することができたんだ」
ステファンの台詞に続けて、アランも口を開いた。
「ねぇ、メアリーとカレンは仲の良い友人なんだよね？ だから僕はこうして、仲の良い2人のために合同披露宴を計画したんだ」
そんなアラン達の発言に、一気に注目を集めることになるメアリー。
大勢の人がいる前でそんな説明をされては、自分勝手なメアリーでさえ、納得できないと暴れ出すことなどできなかった。
「え…えぇ、そうですわね」
引きつった笑みでそう返答するメアリー。
しかし、扇で顔を隠したメアリーの表情は、憎しみを持ったように酷く歪んでいた。
恩を仇で返された令嬢の家族が黙っている訳がない【3話】感想
表紙に描かれていてずっと気になっていた黒髪の男性が、今回とうとう登場しました！
大国である隣国の王子のステファンは、カレンのことをずっと片思いしていたのだといいます。
めちゃくちゃ誠実そうな男性ですし、カレンのことを今後幸せにしてくれそう人物ですよね！
一方で、カレンとステファンの婚約を聞いた途端、今まで浮気していたのか？と疑いだすクリス。
自分がメアリーに乗り換えたことは完全に棚に上げているクリスですが、もうぐうの音も出ないほどステファンに言い負かされていて最高でした！
今後のお話も気になる展開です！
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4話のネタバレは、以下をどうぞ！
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