こんにちは、まんがMAP管理人のセシルです。
今回は、漫画アプリ『ピッコマ』で配信中の超人気作品、『俺だけレベルアップな件』74話のネタバレ感想を紹介していきます。
第73話のネタバレは、以下をどうぞ!

俺だけレベルアップな件【74話】のネタバレ
戸惑うカルガルガン
「まさか、あのお方が…それならば、余はなぜ…」
影の兵士に押されるハイオークたちを見下ろしながら、カルガルガンは戸惑っていた。
初めてここで目を見開いたとき、頭の中で同じ命令が何度も聞こえてきた
人間を狩れ!
カルガルガンの脳裏に、その時の記憶が蘇る。
バチッバチッと乱れるような電波の音とともに、こんな言葉が降ってきた。
理由なぞ気にするな、命令に忠実であれ
カルガルガンは脳裏に響く命令通り、側近のハイオークに命じる。
「あやつの死体を、余に捧げるのだ」
カルガルガンの近くにいた3人が跳躍し、旬に迫る。
1体は、アイアン目掛けて、大剣を振り下ろした。
アイアンは斧を構えて対応する。
体格はほぼ互角だが、アイアンのほうが強かった。
相手の大剣を斧で叩き折ると、頭突きを見舞って頭部にの鎧にヒビを入れた。
相手がよろめく間に、次なる一撃を頭部に叩き込む。
3体のうちの2体は、イグリットに飛びかかっていた。
まず1体が大剣を振り下ろしてきたが、イグリットは剣で防いだ。
次にもう1体が、ゴツイ鉤爪で引っ掻くような攻撃をしてくる。
イグリットは剣先を地面につき、そのまま剣を軸に跳躍して身を避けた。
背中に装着してある短剣を手に取ったイグリットは、それを1体の頭頂部に突き刺す。
倒れたハイオークにとどめとばかり、短剣の柄頭を踏みつけ、さらに奥まで突き入れた。
そうする間にもう1体が大剣を横に払ってきたが、イグリットは左手に握る剣で防ぐ。
そのまま剣を薙ぎ払って、剣ごとハイオークを宙に放り投げた。
吹っ飛んだハイオークの下では、アイアンが待ち構えている。
まるで野球のバッドを振るかのように、アイアンは斧を降ってハイオークを打つ!
またしてもボールのように宙に投げ出されたハイオーク。
落ちてくる先にいたのは、巨大なクマ型モンスターのタンクだった。
タンクの強烈な叩きを受け、ついにハイオークは倒れた。
アイアンがグッドサインをタンクに見せると、タンクは手を上げでそれに答えた。
戦いを見守っていた旬が言う。
「側近同士の戦いは、うちが優位だったようだな」
しかし心の中では、気を引き締め直していた。
さっきは余裕ぶってみたが、ポーションで回復するより、消耗するほうが速い
マナが底をついたら、兵士たちは使えなくなる
カルガルガンがつぶやいた。
「なぜこんなことが…」
カルガルガンが自ら戦う
ハンターの1人が気を取り直し、「加勢しよう」と皆に声をかけた。
そのとき、カルガルガンが呪いを唱えた。
「倒懸の唄、灼熱の唄、喪明の唄」
ハンターたちの体に、うっすらと炎が漂う。
目は赤みを帯び、口から血を吐き出した。
「観客は舞台に上がるな」と、カルガルガン。
十二分割されたシンボルを操りながら、カルガルガンは旬にもこう告げた。
「貴様も生意気な口を聞けぬようにしてやる」
そしてまた、3つの呪いを唱える。
「水魔の唄、鈍化の唄、喪明の唄」
パァン!
カルガルガンの『唄』は、旬に届く前に弾け飛んだ。
[バフ:免疫]の効果で、脅威が除去されたのだ。
鈍化の呪いも、喪明の呪いも、たちまち浄化してゆく。
「なぜだ」とカルガルガンがおののく。
「言っただろ」旬は、肩についた埃を払う仕草を見せながら言った。
「俺とお前じゃ、相性が最悪だってな」
旬は、『大呪術師カンディアルの祝福』に守られている。
無病長寿の持続効果があり、あらゆる疾病と毒性、異常の免疫が作られるのだ。
睡眠時には再生能力を大幅アップさせる効果まである。
いっぽうのカルガルガンにも、『守護の唄』というシールドがある。
旬は魔法兵に『貪欲の玉』を持たせ、口にした。
「その厄介なシールドを破壊してやる」
魔法兵が手を上方にかざし、オレンジ色の魔法エネルギーを生み出した。
人の背丈ほどもある魔法エネルギーを、カルガルガン目掛けて投じる。
『守護の唄』が砕け散り、カルガルガンは炎に包まれて地面に膝をついた。
向坂登場
ボスの部屋に到着した、向坂。
目の前にいる光景に、驚きを隠せない。
何体もの影の兵士たちを見て、召喚された数の多さが信じられないのだ。
召喚魔法が得意な魔法系ハンターでも、召喚できるのはせいぜい1〜2体なのに…
とにかくハンターたちの元に駆け寄り、「はやく逃げてください」と促した。
巨大化
頭骨の仮面がとれたカルガルガンは、切り札ともいえる『唄』を唱えた。
「怒りの唄、強化の唄、巨人の唄、鈍化の唄」
巨大化したカルガルガンが、旬の前に立ちはだかる。
足を踏み下ろし、影の兵士を数体ほど消滅させた。
「巨人にはいい思い出ないんだよな」と、旬はまだ余裕だ。
MPも底をついたが、舌打ちしただけだった。
「もう加減はせん」とカルガルガンは怒りを込めて言う。
カルガルガンの頭部を覆うように、ドラゴンの頭部が浮かび上がった。
深く呼吸して魔法エネルギーを溜め、旬に向けて業火を放つ。
しかし旬はすでに、巨大化したカルガルガンの顔付近までジャンプし、接近していた。
大きな左目に、ズブッと一撃を見舞う。
「巨大化すれば、その分的が大きくなるだけだ」
俺だけレベルアップな件【74話】の感想
ハンターたちがどうにもならないハイオークを、影の兵士で一掃してゆく旬。
ボスであるカルガルガンをも圧倒し、ついに決着のときを迎えようとしています。
助けにやってきた向坂ですが、何もしなくて済みそうですね(笑)
第75話のネタバレは、以下をどうぞ!

漫画で読むとより臨場感が味わえるので、ネタバレ文章を読んだら、その後はぜひ絵付きで読んでみてくださいね。
※4話以降は23時間ごとに1話ずつ読めます。